こんにちは。

L’INTRUS/VLACK OSAKAのKENTAROです。

16AWコレクションより、ブランド創設15周年を迎える“NEXUSVII“。

コレクション始動前にもかかわらず、名作アニメーション映画「AKIRA」の題字を手がけた平田弘史氏とのコラボーレション発表に続き、系列店舗であるD.L STOREの定休日 (水曜日)のみV.E.Lの復活アナウンスなど今後の動向にもますます目が離せません。

今回は、“NEXUSVII“から最高峰の技術により、現代に蘇らせた不屈の名作であるW-BINDER TEEのポケット付きが定番アイテムとして入荷したので、改めてご紹介させていただきます。


【NEXUSVII】

・W BINDER HEAVY NECK POCKET TEE

「40年代から首回りの伸び防止の為に施されていた”ダブルバインダー”。手間の掛かる工程と生地の強度が高まったことで、今日見ることがないディテールです。

ヘビーウェイトの生地を使用し、両サイドのシームを無くした丸胴仕様の為、更にフィテッングの良さを高めることが出来ました。

まさに最高峰の無地TEEと言っても過言ではない出来映えです。」



1950年代以前に多様されていた首元のリブの伸びを軽減させるバインダータイプを採用。 約１５mmのバインダーをベースに、さらに約５mmのミニバインダーで補強する、通称ダブルバインダーという特殊仕様。

伸縮を軽減させるという実用的要素と、スリムリブかつダブルバインダーという特殊なディテールが、シンプルなTシャツのデザインのそれとも言えるでしょう。

わきに縫い目のない丸胴（まるどう）と呼ばれるボディーを製作。

丸編み機で編むカットソー生地は、筒状の生地を縦にカットして一枚の生地にします。

しかしこの丸胴は、開かず筒状のままTシャツの胴に使う為、わきに縫い目がないのです。

身幅に合わせて小さい円でしか編めないことと、各サイズごとの編み機が必要になってくるという効率の悪さから、現在ではほとんどなくなってしまいましたが、縫い目がない分肌ざわりがよく、編み生地特有の捩（よじ）れが気にならないというメリットがあります。

またサイズ・品質表示のタグは首回りからは排除されたことで、着用時に肌に擦れることもなく、ストレスフリーな仕上がり。


ポケット付きのTEEは様々なブランドから製作されておりますが、W BINDER HEAVY NECK POCKET TEEのポケットは少し小ぶりなサイズ感にポケットの入口部はボディーに対して生地を真横に縫製し、生地を二重に貼り付けることでデザインとしてのポケットではなく実用性を重視した仕上がり。


最後にTシャツの起源について。

Tシャツは、アメリカ海軍の船内で、船乗りたちに下着として愛用されたことがはじまりと言われています。 白いフレアズボンとともに、白い肌着が、船内で重労働を行なう上で最適な服でした。軽く、動きやすく、そして洗えば短時間で乾く。 着替えも簡単。タオルにも使え、ときには白旗にもなる。その機能性の高さが船乗り達の心をつかんだのです。

世界を航海し、戦った海軍の船乗りたちは、アメリカ人にとってのヒーローでした。 自由で、独立心旺盛で、勇気があって賢い。退役し、陸に上がった英雄たちは、その太くたくましい腕をTシャツの袖から覗かせて街中を凱旋したのです。

その健康的なエロティシズムを感じさせる姿に、階級を問わず、アメリカ人の憧れを感じていました。 そうして第一次世界大戦中の1930年頃、下着製造会社だったヘインズ社がそれをコブ・シャツ（水兵シャツ）と名付け、販売を開始。 これがスポーツやレジャーのためだけにデザインされた“Tシャツ”の起源と言われています。


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- NEXUSVII -

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